E-エストニアの正体とは?

e-Estonia

IDカードが国民に義務化され、学校や自宅、公共の場所でもオンラインコネクションの提供と普及率を上げるエストニア。E-エストニアと呼ばれる所以を、ご紹介しましょう。

i-Voting:言わずと知れた、インターネットでのオンライン投票が可能な選挙です。

電子IDがあればエストニアにいなくてもできるということは、わざわざ各国で海外選挙に行く必要もないんですね。投票期間であれば、何度でも投票しなおせるようです。

また、自治体の長の投票は携帯電話でも可能です。 投票率という部分ではまだまだ課題がありそうですが、投票の効率性とか、投票者の天候や健康も考えると、投票率を下げる効果は現時点でも高いのでしょう。

e-Cabinet:毎週開かれる閣議前に大臣らが事前にシステムで議題を確認して、異議や反対がない議題はその場で議論すらせずに終わらせるようです。i-padやタブレットを持ち込むこともあるようで、導入前よりも効率を3倍に上げているんだとか。

e-Business:オンラインでの会社設立は世界一の早さを誇ります。ここでさらに驚きなのが、オンラインでどんな会社が存在していて、どんなビジネスを展開しているのかを見れるのと同時に、もしその会社が税金を滞納しているなんてことになると、なんと滞納の金額まで表示されてしまうんです!考えてみたら凄いことで、初めての会社取引の場合は、これでかなり信用性も変わってきますね。

e-Tax:そんな税金の支払い。でも正直、結構手間が掛かります。そして税務署での待ち時間。。。これを解決したのが、このシステム。95%の国民が活用する税金申告システムとなり、申告も非常に簡易的になって、還付金も3-5日程度で振り込まれます。早いです!

m-parking

m-Parking:駐車料金の支払いに人を雇えば人件費が掛かるし、自動化するとクレジットカードや小銭の煩わしさがある。m-Parkingは、空車のある駐車場の検索から支払いまで携帯電話ひとつで簡単にできる。これすごい楽です!まだまだ国民の浸透率という意味では高くはないのですが、とても画期的です。浸透しない理由は様々だと思いますが、僕自身もオンラインで駐車スタートさせてから、忘れて24時間の請求分が来たこともありました。笑

さらに首都タリンに住むとID同様に無料発行できるグリーンカードで、タリンの電車、トラム、バスなどすべて無料で乗れます!

e-Education:小学1年生からプログラミングの授業を始める国も珍しくなくなりましたが、それに加えてすべての授業をデジタル化してI-padなどで受けられるe-learningとか、LEGOを使った授業もあるようです。先生と生徒、保護者の3者間で情報を共有するe-schoolなどもあって、扱う情報は成績や宿題、出欠やイベント、写真や動画など違えど、前項の85%が導入しています。

宿題も学校によっては、個々のレベルによって出されるので、それを3者間で決めていくというのは適切なアプローチです。イベントの写真も共有してもらえるので、本当に便利です。

e-school

e-Helth:これは日本でも総合医療の考え方も出てきて、情報を共有するという意識も強まってきたけど、北欧はその先を行っているのが事実です。

エストニアでは、e-Prescriptionと呼ばれる「電子処方箋」は約95%の普及率です。IDに薬の情報をデータとして取り込み、薬局で必要な薬を受け取ります。データを共有するということは、万が一倒れた場合に緊急処置も適切に適確にできるだろうし、通院回数も老人の処方箋間違いも減る。さらに様々な病院やクリニックなどとの共有して一元化も図れて薬の横流しとかも確実に減るでしょうね。実際、外国人の僕には薬局で薬を探すのも、薬をもらうだけで何度も通院する必要がなくなるので非常にたすかっています。

このほかにも、e-Custmosやe-Policeなど様々な分野で日々進化しています。

ID-Card: こうしたすべてに大事になるのが、電子IDカード。身分証明書、運転免許証、健康保険証として機能して、オンラインで個人で情報をすべて管理できます!

e-Estoniaの取り組みは、1991年に始まっており、技術だけではありません。ここまで浸透率の高い国は、世界のどこを探してもありません。これらの成長には、一元化だけでなく、国民を信頼したオープンソース化が大きな力になっているのだと思います。

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